おさみその備忘録

考えたことや日々の出来事で思ったことなどを忘れないように更新していきます。

外国人が日本で仕事をするのは難しい?

まだ、妻が日本に来て間もない頃、ちょうど1年前ですが、彼女も日本語学校に通いながらアルバイトを探しておりました。

 

というのも、まだ新卒1年目の私には自分1人生きるのが精一杯であったことや、妻自身が自分の生活費に加えて学費を貯める必要があったこともあり、来て早々アルバイトを探すことになりました。

 

さて、彼女は1年間来日を目指して独学+プライベートレッスンとして日本語を学んで来たわけですが、当時はやはり会話が出来るレベルではなく、たまに会話中の単語を拾える程度でした。

 

そのため、いくつかアルバイトを探す時には私も同席し、なんとか働けないものか交渉したものでした。

 

結論、どこにも引っかからなかったわけですが、印象的だったのはある居酒屋の面接について行った時でした。

 

そこでも、いつも通り働くのは難しいと言われたのですが、面接官が韓国人の奥さんを持つ方で少々アドバイスをいただきました。基本的にコミュニケーションが必要な居酒屋などは働くことは到底難しいことや、キッチンだったら言われていることを理解出来るなら働くのは可能なこと。

日本では日本語が話せないと例え職場に共通言語を話せる人が1人いたとしても難しいことなど本人の体験から教えていただきました。

 

これは当然と言えば当然で、海外でもこちらが話せなければ同等の扱いを受けます。

 

仕事はコミュニケーションが基本的に根っこの部分に来ると思います。つまり、コミュニケーションが取れないだけでそこで仕事をするという土台に立てないわけです。

 

もちろんコミュニケーションレスを補うだけもの、例えば圧倒的な技術力等を持っていれば話は変わりますが、どんな時にも人と関わり伝えるもしくは聞くということが発生します。

 

彼女は当然まだ技術などは持っておらず、ましてやバイトではそういったものが必要ないことの方が多い。つまり、単純に最低限のコミュニケーションが取れるかどうか?から入って、そこからその人の人間というものを見ていくのではと思います。

 

横浜地下街のショップ前にいる小犬が前に小箱をおいて、投げ銭をもらっているのを見て、犬ですらバイトがあるのに…と嘆いたものです。笑

 

リトアニアから日本に来たという面白さで雇ってくれるところはないか?とも思いましたが、最終的に外人を多く受け入れている弁当を作っる工場に落ち着きました。

 

結果的にそこが一番柔軟に働け、また彼女の魅力でもあるのですが、そこからたくさんのことを得ているので、変に居酒屋などで遅くまで働くよりは良かったのかなと今では思います。

 

彼女と同じように私も母国以外で働くことを考えていますが、彼女の経験から、英語、そしてエンジニアとしての技術の両方を自分の理想とする生活に向けて日々勉強する毎日です。

 

英語、技術さえあればどこでも働けます。さらに日本人というアドバンテージの活かし方を見つけたいものです。