進むクラウドコンピューティング
近年騒がれているクラウドコンピューティングについてあるきっかけがあり、調べたので備忘録的にまとめました。
きっかけはLinkedinにて某企業からの募集メッセージをいただいてのことです。
そもそもクラウドの概念をよく理解していなかったのでいい機会だと思い軽くまとめてみました。
クラウドコンピューティングが指す言葉の定義は場面によって様々なようです。
今回はNISTが定義するクラウドの必須特性を引用
オンデマンドセルフサービス(On-demand Characteristics)
人手を介在せずに、利用者がサーバやネットワーク、ストレージなどの資源をプロビジョニングできること。
広範なネットワーク経由でのアクセス(Broad network access)
各種端末(携帯電話やノートパソコン、PDA など)から、ネットワークを経由して、標準的な通信方式でアクセスができること
リソースプーリング(Resource pooling)
複数の利用者に対してクラウド資源がマルチテナントモデルで提供されること。 一般的に、そこで供給されるリソースの正確な位置を、 利用者が制御したり、把握したりすることはない。
迅速な伸縮性(Rapid elasticity)
迅速にスケールアウト / スケールインすることが可能であること。利用者にとって、このリソースが無限に利用できるように見え、必 要なときに必要なだけ購入できること。
計測可能なサービス(Measured Service)
自動的にリソース利用を制御し、最適化すること。このリソース利用量の計測結果については、プロバイダーと利用者の双方に透明性があるように、監視、制御、報告されること。
一言でまとめるとコンピューターネットワークをベースにしたコンピューター資源の利用形態のこと。
この利用形態というのが重要だと思っていて、利用目的はオンプレミスと変わりありません。
では何故クラウドが騒がれているのか?
1番の理由としては、イニシャルも含めてコストが大幅にカットできることがあると思います。続けての理由として何よりも早い!笑
一般的にオンプレミスにサーバー、ネットワークの新規導入となると発注から構築に至るまで莫大な費用と時間がかかってしまいます。
しかし、クラウドの場合、ハードが必要ないのでもちろんイニシャルが安く、また使った分だけ払う従量課金制ですのでランニングもそこまでかかりません。
また、構築もGUIベースであまりサーバーやネットワークに詳しくない方でも簡単に出来てしまいます。
最近ではAWS,Azure共にカスタマイズの幅も増えてきておりますし、オンプレミスとのハイブリッド環境も対応する企業がほとんどです。
またAWSに関しては、VMwareとパートナーシップを結びvMotionも出来るようになりました。
これからどんな技術をつけていくのかということは、エンジニアにとっての大きな課題ですね。